2011年7月16日 (土)

明治神宮散策

Image99 休みだった昨日。明治神宮を散策しました。

原宿の街に着いたときは、それはそれは暑く
先の道のりを少し心配したのですが、境内に入ってその心配は消え去りました

大きな木々が並ぶ森の中、自然の木漏れ日で
そこは涼しく
そして、外では感じられない、空気感に溢れている

そこは特別な場所

日常を忘れさせてくれる素敵な場所でした

Image102 明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社なのですが、
その最大の見どころは、その森でしょう。

人工的に作られた森だとは、全く想像することができない程
それは素晴らしいものでした

一帯にわたって鬱蒼と茂った緑したたる常磐の森には、全国から献木されたおよそ17万本の木が植林されているのだとか

明治神宮は1915年にその造営が始まったのですが
100年後に、いかにそれが自然な森になっているかを計算して造られたそうです
その100年後はもう目前

Image103 この森の創造に携わった方々は
今、あの大きな木々を見て、小鳥のさえずり聞き、21世紀を生きる僕たちを癒してくれるこの森を見て、何を想うだろう

目を閉じながら僕は想いました
この安らぎを僕たちに与えてくれてありがとうと

みなさんも、出かけてみてはいかがですか?

どの季節に行っても
そのときの良さがある場所だと思いますよ

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2011年7月 9日 (土)

七夕

Image54

7月7日、晴れ

誰もが知る有名なあの歌

今年の僕の七夕は、7月7日、雨
とても辛いスタートの一日になりました

結果的には快晴になったのですけれど

最愛の人と「逢う」ことがこのお祭りの最大のポイントだと思うのですが
今回は、落ち込んでいた僕を、ただ逢うというだけの行為で
救ってもらうことができました

七夕と言うのは、東アジア一帯に広がる節日のひとつ
各国で、それぞれの方式で、ベガとアルタイルが並んで輝くことを
みなが心から願う日
ロマンチックですよね

夏の訪れを感じることができる、この節句は、僕の一番好きな節句だったりもします。

日本の七夕祭りと言えば、やはり短冊ではないでしょうか

みなさん、今年はどんな願いを短冊に込めましたか?

ほとんどの人は、自分に関することや、到底無理な願いを書き記すものなのですが
僕の横にたつ人は、何のためらいもなく
「みなが幸せになりますように」
と書き記したのです

少し、否、ストレートにものすごく感銘を受けました

人の幸せを願える、そういう心のゆとりが
優しさが、愛が人には必要なのですよね

僕はとても個人的な願い事をしてしまいました
恥ずかしくて言えない程の、とても些細な幸せを願いしました
小さな願い事だから、叶うといいな

来年は、みなの幸せを願えるような
大きな人に成長できていればと思います

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2011年7月 2日 (土)

浴衣

浴衣の季節ですね

暑い
今年の夏は、節電に努力しなければいけないということで
とにかく暑い。
みなさん、熱射病など、しっかり水分と塩分補給で、対策なさっていますか?

Image109 この浴衣
女性の場合、浴衣は涼しいですよ…
と簡単には言えないのですが
男性の場合、かなり涼しいアイテムになります

普段からズボンをはいている我々男性からすると
この一枚羽織るだけ
というのは、実に身軽なものなのです

特に下半身の快適さは抜群
ステテコなどを付けずに、下着だけで着れば
場所によっては肌寒さを覚えるほど

浴衣と言えば、だいたいは綿ですので、
汗もしっかり吸収
しかも和的

Image110 祭りに行く時だけではなく、今年は家の中は浴衣で生活するというのも
ありかもしれませんね

自分に似合ったものをチョイスして
浴衣を楽しみましょう
浴衣って色んな柄があるので、何も昔ながらのモノじゃなくてもOK

今を十分に楽しめる和アイテム

僕は、どっちが似合っていると思いますか?
フィッティングしてみました

さて、今年最初の浴衣イベントは
来週の七夕ですよ!
あなたはどんな願いを短冊に込めますか?

僕はあなたとの幸せを願いました

注)写真は鏡に映ったものです

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2011年6月17日 (金)

浜離宮恩賜庭園

Image32_2 以前からずっと行きたいと思っていた、浜離宮恩賜庭園
先日、やっと行くことができました

隅田川の一番最初の橋、勝鬨橋の少し手前にあるのがこの庭園
徳川幕府の将軍家の別邸として使われていたのがこの庭園

外から見ると、そんなに広くは見えないのですが
中に入って見てビックリでした

大きな池には橋がかかっおり、綺麗な茶室
大きな森があるかと思えば
花畑が広がっている
そして、ぱっと見上げれば摩天楼

Image35 東京と言う世界屈指の大都会と
昔ながらの日本の美

日常を忘れさせてくれる素敵な場所でした

ベンチに座って、時が止まったような古の景色と
21世紀の今を同時に見るのは不思議なものです

今まで幾千、否、それ以上かもしれません
数えきれない程の人がこの景色を見て来たのだと思うのですが
その時代時代、背景は変わっていっても、
目の前に見える庭園は、この美しい姿を保っていたのでしょう

人々はどんな思いで、この庭を眺めてきたのだろう

気分が滅入っている人は、この景色に心穏やかなになっただろうし
愛する人と見た人は、今と言う時に感謝をしたかもしれない

あなたは何を思うでしょうか

次の休みに是非出かけてみてください
素敵な時が、あなたたと共にありますように

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2011年4月20日 (水)

男の褌

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着物の下着は本来は褌を締めるものでした。着物を愛するのでしたら、下着から本格的に和の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。

褌は本来は男の着物の補整の役割を担うものでした。身体の凹凸を抑え、更に下着のラインが着物に浮き出ないと言うメリットもあります。

また、帯の位置を固定するといった役割なども、着物をより美しく着るアイテムとしても大変重宝する、伝統的な男の下着です。

褌には、六尺褌、越中褌、畚(もっこ)褌、割褌、黒猫褌などの種類があり、それぞえ形状や締め方が異なります。

僕のプロデュースする萌 Hommeでは、今回もっとも一般的であり、着物の補整にも適している六尺褌と、機能性に優れた黒猫褌の二種類をラインナップ。

お好みのスタイルで、粋な着物ライフをお楽しみいただければと思います。

Image7 黒猫褌、細かいお柄のものを中心に、シンプルな品物をご用意。夏季の浴衣などの下にお締めになるのにいかがでしょうか。意外と涼しく、快適にお過ごしいただけると思いますよ。

Moegi_2011_4_20_2 そして、六尺褌のラインナップ。

少し柄のはっきりしたものをご用意。手ぬぐい感覚の粋なお柄で、和の心意気をお楽しみいただければと思います。

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 【 褌 締め方 講習 】

褌の締め方が分からない方には、ご購入いただいた商品を用いて締め方の講習をさせていただくことも可能です。店頭スタッフまでお問い合わせください。

男性スタッフが店頭にいない時間帯もございますので、ご希望の方は前もってご予約いただくことも可能です。

下記メールアドレスへお問い合わせいただけますよう宜しくお願いいたします。

info@moegi.co.jp

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2011年4月19日 (火)

LESLIE KEE 『Super』 NUDE SERIES × MOEGI

Moegilesliekee

LESLIE KEE 『Super』 NUDE SERIES × MOEGI

先日日記でもご紹介させていただいたLESLIE KEE(レスリー・キー)さん。
シンガポール出身の有名な写真家さんなのですが、一緒にコラボさせていただいた写真が完成いたしましたので、了承のうえ一枚だけ公開させていただきます。

こちらは、6月頃に発売になる彼の新作写真集「Super」NUDE SERIESからの一枚です。

今回のテーマは「日本の心」
僕はその中に、着物の部分をお手伝いさせていただきました

そして、セカンドテーマは「社会のタブーを破る」

レスリーさんの
「なんで女の着物は女しか着ちゃダメなんですか?」という素朴な疑問から全てがスタートいたしました
これは多くの外国人が疑問に思う点
女性の着物は華やかな柄に包まれ、まさに日本を全身で表現するものなのですが、男性の着物と言うものはいたってシンプルで控えめなもの
そして、そのアイテムや仕立て方の違いにも、色々と疑問を感じるものなのです

基本的に、現在の着物のスタイルは
男性の着物は、身動き取りやすい武士の方々のお着物が、
女性の着物は、家事などをすることがない上流階級の人々のお着物が、
それぞれ着物の形として残っています

レスリーさんの今回の作品は、その両方の良いところを見事にアレンジ
アートとしての着物。日本の美をとても上手く表現なさっておられます。

外国人でありながら
長く日本に住んでいるからこそ、見えてくる「日本」を是非みなさんも写真集を手にとって見ていただけたらと思います

写真集の中に出てくるモデルさんは小松吾芸さん
今回の写真集に出てくるモデルは彼一人
一人の人の様々な姿を魅せると言うのも写真集のコンセプトのひとつ

人には色んな表情があります
自分には、自分の知らないどんな表情があるのだろう
あなたには、どんな表情があるのだろう

そんなことをも考えさせてくれる素敵な写真集です

LESLIE KEE OFFICIAL SITE   http://www.lesliekeesuper.com/

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2011年2月20日 (日)

大河ドラマ「江」

上野樹里、NHK大河の演技に批判続々…

さて、和の仕事をしていると、この大河ドラマと言うのはどうしても気になってしまい、毎年じっくりと見てしまうものです。

NHKの大河ドラマは何度見ても凄いです。
話の展開や役者の演技や、そういったことが凄いのではありません。
凄いのは、その衣裳やセット。

今回は戦国時代ということもあって、それほど華やかなものではないですが
それでも使われている衣裳のほぼ全ては特注の一流のものばかり
篤姫の時などは、一体いくら衣裳代に使ったのだろうか…と驚くばかりでした。

民放のドラマの、明らかに舞台衣装と分かる安物衣裳とはわけが違うのです。

着物好きなみなさん、衣裳に注目して大河を見てみると、とても面白いですよ。
まさに、時代の流れというものを衣裳を通して知ることができ、とても勉強になります。

今の戦国時代のもっとも注目するべきところは、男性陣の着物。江戸時代に入ると、男の着物と言うのは、地味なものになってしまうのですが、この時代は実に柄が沢山あり、華やか。
とても面白く、そして今に取り入れたくなるようなものが沢山あります。

さて、今回のドラマ、今のところ確かに違和感がありますね。
それは、なぜなら、5.6歳~10歳の頃の江を大人の女優が演じているからでしょう。
そして、政の場に、そんな少女が頻繁に出てくるものだから、歴史愛好家の方は、見ていて面白くないのだと思います。

ドラマも半ば位まで来れば、今の違和感も少しは解消されてくるかもしれませんね。

お話はハチャメチャなフィクションになってしまっていますが、背景を見る限りでは、とても趣深いものになっているので、そういったところに注目しながら見ると、今後も楽しく見れるかもしれませんね。

着物好きな方、是非注目してみてくださいね。

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2011年2月 6日 (日)

男の着物(寸法編)

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今日は男の着物の話を少ししてみようかと思います。

今日の男の着物ブームで、着物を来て出かけている人を良く見かけるようになりました。

そこでいつも気になるのが、着ている着物の寸法なのです。男性の着物というのは実に身体にフィットして着るというのが難しいものなんですね。まっすぐな布でできているので、ちょっとの誤差で長すぎたり短すぎたりということになってしまいます。

女性の着物とは違い、おはしょりがないので、着丈もピッタリでないと、着物が床についてしまったり、または短すぎたりしてしまうことになります。

そこで、ご自身の着物が自分にぴったりかどうかを見極めるポイントを本日はご紹介させていただこうと思います。

ポイントは3点。

まずは画像で紹介している裄。背中心をしっかり合わせた状態で腕を画像の角度位で伸ばしてみましょう。着物の先端が手の踝(くるぶし)のように見える骨の突起部にかかる程度が一番着物を上品に見せることができる理想的な長さです。

多くの着物をお召しになっている男性の方を拝見させていただいておりますが、大多数の方がこの部分より5cm以上は短いキモノをお召しになっていることが多いです。裄の長さが短いと、上品な着こなしではなく、昔に例えるならば、町人などの庶民のキモノの着こなしになってしまいます。今日私たちが着る「お出かけ着」としてはあまり適切ではないので、注意したいところですね。

そして、次が着丈です。こちらの理想的な長さは、踝(くるぶし)の位置より少し下。足の甲に着物がギリギリ乗らない位の長さが最適です。着丈は短めが好みの方も多くいらっしゃいますが、品良く着物を着たいのが理想でしたら、是非長めに着丈を取ることをお勧めします。理由は上記の裄の通り。上流階級の着こなしはやはり長めの着丈だったからです。 また、着物は帯を締め、実際に動き出しますと、ぐっと生地が上に上がってくるものです。短めの着物ですと、座ったりした時に、足袋を通り超え素脚が見えてしまったりいたしまして、あまり美しいものではないので、注意が必要です。

そして三つめのポイントは身幅。少しゆったり目が理想的。着物を着ている場合、正座をすることが良くあるかと思うのですが、身幅が短いと座ったときに大きく着崩れを起こしたり、また体重が増えたりしますと、おくみが脇の線と合わなくなったりしてしまうからです。

男の着物は採寸が要。ご自身の体型にぴったり合わせたとしても、体重の増減で寸法が狂ってしまうことも多くあります。目安としては5kgの増減で、丈が長くなったり短くなったりというのを実感いただけるとことでしょう。着物を作るときは、ご自身のもっとも平均的な体重の状態のときに採寸をし、是非仮縫いをして、ご自身にぴったりのお着物を誂えていただければと思います。

また、直線で採寸した寸法より若干長めの寸法にするのもお忘れなく。男の身体のいうものは厚みがかなりあるものです。身体の厚みの分も考慮してあげないといけませんね。

キモノを美しく着るために、是非ご自身のお手持ちの着物を今一度お確かめいただければと思います

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2011年2月 5日 (土)

結城紬の世界

先日、業界向けの勉強会があり、結城紬の勉強をしてきたので、少し記しておくために日記にしようかと思います。
読み返したら、自分のためにもなりますし(^^;

結城紬。1610197725_106 
着物のことを知らない人でも、名前位は聞いたことがあるのではないでしょうか。
それは日本を代表する最高級織物の一つ。
独特な肌触りがあり、軽くて暖かいこの織物は、1200年もの昔から今に伝わる匠の技の結晶です。
結城紬は1965年に糸つむぎ、絣くくり、織と3つの技で6名の方が重要無形文化財保持者に認定を受け、その後1976年には法律の改正により、本場結城紬技術保持会として団体で登録を受けるようになり、現在160名程の方が登録を受けております。

そんな結城紬の製造過程を今日は見てきたとおりに、紹介してみようかと思います
それぞれを画像や映像でお伝えできないので、分かりにくいかもしれませんが…

結城紬の最大の特徴は、制作の過程が全て分業になっている点にあります。保持会の傘下にある幡屋と呼ばれる制作者の家々を転々と段階をえながら渡り、反物になった紬地は縞屋と呼ばれる問屋に集められます。この縞屋が結城紬の総取締をしている、と言ったような流れを作っております。
組合という形を取っていますが、一種の会社みたいな感じになっているようです。

制作の最初の行程は、重要無形文化財に指定されている糸つむぎ。材料はまゆ玉から作られる真綿。昔は結城の各家でまゆ玉を養蚕しておりましたが、今は福島県でつくられた真綿を使っております。この真綿から糸を手仕事で作り出すのが重要無形文化財の条件になっています。一枚の真綿を広げ、「つくし」と呼ばれる台に巻きつけます。この台に巻きつけた真綿の端を少しずつ引っ張りながら、糸を作っていきます。ここで大切なのが、人の唾液を含ませること。糸の太さを整え、強さをつける秘訣なのだとか。着物一反分の糸を作り出すのには、まゆ玉約2000個分が必要でなり、慣れた人でも三カ月程の月日がかかるそうです。作り出す糸には、人それぞれ特徴があるものなので、ほとんどの場合、ひとつの反物は一人の人が作り出した糸で制作されます。結城紬の糸は縒りがなく、けば立ちも落とさず使うのが特徴で、それが心地よい肌触りを生み出しているのだとか。

紡いだ糸は、「ボッチ上げ」という、枷状に糸をまきとって糸の長さを決めていく作業に進みます。これも手仕事で行われます。その糸を今度は糸巻きにまきつける「管巻き」という工程に進ませます。この時点で既に3名の別々の専門家が制作にかかわっております。
この管巻きは糸を染色する前後と何度か繰り返しおこなわれる行程になります。糸の張り具合を一定に整えるという、匠の技がここにもあります。

糸の調整が終わったら経糸の準備工程、「機延べ」が待っております。反物ひとつには1320本の経糸が必要であり、全て手作業にてこの糸を準備していきます。経糸はこの時点で織機にセットされる順番が決まります。

機延べと同時進行で進んでいくのが、結城紬の最大の特徴である「絣括り」です。この行程を手仕事で行うことも、重要無形文化財の条件となっております。絣括りは庭に糸を張り、墨つけという図案をもとに糸に印をつけていく行程から始まります。原寸大の図案をもとに、全体に印をつけていきます。その後、印をつけた部分に絣括りを施していきます。機械では表しくれない美しさを手仕事で作り出していきます。この絣括りにかかる時間は、柄の少ないものでも、最低二カ月。複雑な柄のものですと、半年以上もの時間がかかります。気が遠くなるような地道な作業が繰り返され、結城紬に命を吹き込みます。このあと染色を施すと、絣括りをした部分には染料が染み込まず、柄が浮き出てくる仕組みとなります。複数の色を使い分ける場合は、染色と絣括りを何度か繰り返すこととなり、一層の時間を費やすことになります。

染色は「こうや」と呼ばれる染師が行います。結城の染めは化学染料が使われております。色の幅を広げるためです。天然の染料を使うことは現在ではありませんので、覚えておくと良いでしょう。結城紬の染めと特徴は、叩き染めです。糸を石板に叩き落とす方法で染色をすると、絣模様がより鮮明に染まり上がるのだとか。

絣糸が完成したら、織りあげる前に、糊付けが行われます。反物を購入するとたいてい「湯のし代」を請求されるかと思うのですが、それはこの糊を落とす為にかかる費用。糊付けは糸をまっすぐに織りやすくするための大切な行程になります。結城では小麦粉を水で溶いたものを使っております。糊付けも大変手間のかかる仕事でして、乾燥するまでにかなりの時間を費やします。

結城紬の制作工程は続きます。織る為の前準備、経糸の柄合せが行われます。絣の位置のずれを丁寧に調整していきます。1000本を超える糸の調整も気の遠くなるような作業になります。品質を確認する重要な作業になります。

ここまで来るといよいよ機にかける準備をします。経糸を通す筬通しです。柄のない地糸と絣糸をセットしていきます。660の隙間に上下の糸を繰りなくセットしていくのも匠の技が問われます。その後経糸を巻き、織機にセットをします。ここでも専門家が経糸を巻いていきます。そして機にかけます。

機には高機と地機がありますが、重要無形文化財の指定条件は地機で織りあげることがととめられています。織り手の負担が軽減されていない地機は操作が難しく、体全体を使いながら織りあげていき、すぐれた職人技が要求されます。

結城紬最後の行程、機織。片口開口で織りあげていく方法は地機ならではとなります。熟練の技が求められる行程です。織りあげるにも数カ月単位の時間を費やすこともあり、根気のいる仕事となっております。

さらさらっと書きましたが、一つの反物を織り上げるまでには、とてつもない労力と匠の技が必要なんですよね。
つまり何が言いたいかと言いますと、それだけ高いんだってことが言いたいのです。

現在小売市場では10万円20万円代位で結城紬が売られていたりすることがあるのですが、新品の品物で、本物がそれくらいの価格で売られているわけがないってことなんですよね。

本物と偽物をしっかり見極める力を持つってのは、着物を買う消費者にとって必要不可欠な能力
やはり勉強しなくちゃいけないんだな…と思わされた一日でした

着物に興味がある方、是非是非沢山勉強なさってくださいね
勉強すればする程、楽しいものです

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2011年2月 4日 (金)

立春

立春。暦の上では春です。

昨日は節分でしたね。
みなさん、豆まきなさりましたでしょうか?
季節の変わり目には良くないことが起こると考えられ、その厄払いとして行事を行うようになったのが、その由来らしいです
さかのぼること、平安時代にはこの節分の行事は既にあったらしいですよ

季節の変わり目に体調を崩す人は今日でも沢山いるように
古の人々も、季節の変わり目に体調を崩す方が多く、健康を祈って厄払いをするようになったのでしょうね。

これは所謂人の厄年にも当てはまること
厄年と言われている年は、人のホルモンバランスに変化の起こる年代
子供から大人に変わるとき、青年から中年に変わるとき、
多くの人が体調を悪くするのですが、ホルモンの変化だと分からなかった時代には、回避するためには神頼みするしかなかったのでしょう。

色んな行事って、その性質を調べると実に面白いものがありますよね。

「鬼外福内」

みなさん、しっかり厄払いなさいましたか?
今日は立春
節分と言うのは、季節が変わる前日、正確には前夜のことを言うそうです
節分が季節の変わり目と思っている方も多いようですが 節分の日までは季節はかわっていないことになります。


毎日寒いので、ほんと春の到来が待ち遠しい今日この頃です

さて、年の数だけ豆を食べるといいますが
みなさん何粒食べましたか?こっそり、僕に教えてくださいね

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