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2009年8月 5日 (水)

日常の茶器

どうしてもお茶が好きなモノで、お茶絡みの日記が増えてしまいます
今日話題にしようと思うのが、日常の茶器です

「茶器」と言いますと、茶道で使用するお茶碗を想像なさる方が多いかと思うのですが、日常飲むお茶のお茶碗だって立派な茶器
せっかくだったら、日常のものでも良いものを使いたいものですよね
ここで、茶道の場合と違うのは、良いもの=値の張るものではないということでしょうか
茶道の茶器の場合は、作者の名前がしっかり付いていて、それが古ければ古いほど良いもの…みたいなところがありますが、僕が考えるところの日常使いの良い茶碗は、シンプルで丈夫で見た目が上品だったら良いのではないかと
そしてそれがちょっとだけ作家モノだったら、話のタネになるんじゃないかなぁ…と思うのです

そこで、今日は自分で使っている茶器を紹介しちゃいましょう

0274 まずは、番茶要で使っているモノ、粉引の湯呑みです
作者は、現代陶芸家のなかでも大変な活躍をされてる花岡隆(はなおか ゆたか)さん
花岡さんは、静岡県の伊豆修善寺で作陶活動をされていますが、シンプルで抑制された造形に、穏やかな風合いに秘められた確固とした主張を使い手に感じさせる作風
作品のそれぞれ、形のゆがみ、景色の違い、かすかな手にした時の重み。どれをとっても特徴的です
掌に押し抱いた時の肌にしっとりと馴染むようなうつわは、一日一日変化していくかのよう、とても温かいぬくもりを感じる作家さんです

ここで粉引きという陶芸の手法のプチ紹介
鉄分の多い土で形を作った器の上から、白い化粧土を掛けています。できあがった白い器は白磁とは異なり、ところどころから顔をのぞかせる鉄の色に作者の想い、主張が推しだされる技法です

次は煎茶のお気に入り、川上金一さんの作品です

0275川上さんは、白磁と青磁を中心に作陶活動をされています
白磁や青磁と申しますと、中国で発達して朝鮮半島、日本、安南(ベトナム)などに伝播し、東洋陶磁史の骨格を形成している磁器
ちなみに、日本では、江戸初期の17世紀に佐賀県の伊万里で本格的な焼成が成功し、その人気は全国的に広まっていったといわれております
私の愛用している川上さんの湯呑はほのかな青みがかっているのですが、この青磁の色は、釉薬(ゆうやく、うわぐすりのこと)や素地(きじ)にわずかに含まれている鉄分が焼成によって変化したために起こるのだそうです
幽すい(かすかな、奥深さ、の意)な美と称せられます青磁ですが、川上さんの作品は静謐な中にも、柔らかな丸みを帯びた造形と合わさって、とても、穏やかなあたたかみを感じます

良い器で飲むお茶は、そのお茶そのもの味をより引き立ててくれますよね
目で楽しむというのも、本当に大切なポイントだと思います

お値段はどちらも決して高いものではありません、お小遣いの範囲で十分にセット購入できるものばかり、みなさんはどのようなお茶器を使われていますか?

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