早いもので、9月になりましたね
みなさん、お変わりありませんでしょうか?
今日は先日2日間にかけて開催した「花柳界 夏の舞とお三味線で楽しむお座敷遊び」をレポートしようと思います
日頃なかなか知る機会の少ない花柳界の艶やかな世界を皆さまにお楽しみいただきました
今回は会場になった場所、日本橋浜町は昔は浅草・月島と並ぶ芸者さんの街としても有名で、料亭などが沢山あり、夜はとても華やかな場所だったそうです。最盛期には1000名近い芸者さんがいらしたのだとか
今は料亭も減り、芸子さんの数もかなり減ったとのことです
さて、そんな今回の催しでは、浜町近くの花柳界、芳町で長年活躍されていらっしゃいますお姐さん、芸妓の久松姐さんと常磐津文字三幸小唄の千紫ゆ巳姐さんのおふたりをお招きしました
お二人は普段は、ミシュランの三ツ星を取ったことでも話題になりました、90年の歴史を誇る料亭「玄冶店 濱田家(げんやだな はまだや)」さん等のお座敷出ていらっしゃることが多い方たちです
東京の下町を代表するお二人と言っても過言ではないでしょう
普段は超高級料亭でしかお目にかかれないお二人ということもあり、催事は大変な人気をいただきまして、発売と同時に完売、追加公演をしていただく盛況ぶりとなりました
当日はお昼ということもあり、お酒を一杯いただいたあと、
お茶とお菓子をお楽しみいただいてから、早速、一流の花柳界の世界にお姐さん方にお連れいただけました
舞台ではまず朗々と響く、ゆ巳姐さんの声とお三味線の音に合わせて久松姐さんの舞を披露されました
すべての動作が一幅の絵の連続のよう
華やかに明朗さを、時には彼方にいる方を想うように憂いを帯びていました
姐さん方の、艶やかな秋草模様の着物も会場に花を添えていらっしゃいました
小唄、長唄、俗曲を披露していただいた後は、皆さまからの質問にお答えいただきました
お客様の大半が女性ということもあり、美に対する質問が沢山飛び交いました
いつまでも麗しい秘訣は?という問いには「人の眼に触れるという緊張感かしら。」と婉然とほほえみながらお答えてくださったり、夏のお暑い時季の着物を涼やかに着こなす秘訣は「あまり、締め付けないこと。そして、ゆっくり着ること。」だとか。
おふたりは、伊達締2本と腰紐1本のみで、帯も真半分には折らずやや幅をもたせバランスをとられて着ていらっしゃるそうです。
他にも、記念撮影等の折にお手を袖に隠される理由なども教えていただきました。質問は、皆さま尽きないご様子でした
そして質問にお答えいただいた後は皆さまもお待ちかねのお座敷遊びを繰り広げていただきました
普段は殿方の遊びであるお座敷遊び
女性のみなさんはあまり経験する機会がないということで、みなさんとても楽しんでいらっしゃいました
徳利のはかまを使って、「金比羅、船々~」と唄いながら交互に手を置いていきます
拝見していますと、とても反射神経を活用されたご様子でした
お手つきをされた方には、罰ゲームとしましてお酒をおひと口、召し上がっていただいきましたが、久松姐さんにお酌していただけて、負けられても何やらとてもお楽しそうな雰囲気でございました。
大いに盛り上がった後に、再び、お姐さん方の芸を堪能していただきました
多くの皆さまが着物や浴衣をお召しになられてのご参加でしたのでとても会場全体も華やぎ、皆さまのご様子からは爽やかな秋の気配を感じさせていただけるよう、床には吾亦紅、藤袴や万作の秋草を添えさせていただきました
秋はそこまでやってきているようです
みなさんは、お座敷遊び、経験はございますでしょうか?
実際にお座敷で見ると、お酒が進んでいる状態だったり、同席者との話しや食事なので、芸者さんの芸をじっくり見る機会と言うのはないのですが、実際にその芸をじっくり見ると、完成された一つの芸術なんですよね
とても素晴らしいひと時を過ごせました
これも日本の美しい文化の一つなのだと実感するのでありました
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