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2009年9月27日 (日)

わたしだけの結城紬

0324_2「結城紬産地で重要無形文化財無地きものをお誂え」と題しまして本場結城紬産地見学と、オリジナルで結城紬を特別にオーダーメードしていただける催事を行ないました。

前回は見学だけのツアーを比較的大人数で行なったのですが、ちょっと人数が多すぎて、実際作りたいと思った人でも、時間的な余裕がなかったということで、少人数ツアーを今回は開催

やっぱり何事もそうですが、少人数で行くと、相手の対応もより丁寧になりますし、自分が聞きたいことも聞けるし、中身は充実するようでございます

結城紬は「ながはたべのあしぎぬ」と呼ばれた日本最古の織物の技法を今も守り伝えている国の重要無形文化財に指定された特別な織物です
残念なことに、結城紬は他の紬ものとは違って、個人で全ての工程を行なうのではなく、古くから分業にて品物を作る習慣(組合みたいなものがいくかあり、順番に工房(民家)を廻り、作品が完成する仕組み)があるため、人間国宝的な人はいないんですよね
人間国宝に認定されるためには、糸を紡ぐ段階から仕上がりまで全ての工程を一人の人がしないといけないのです

結城紬の最大の特徴は
撚り(より)をかけない手紡ぎ糸を地機で手織りして作られるところ
きものは真綿のようにふっくらとやわらかく、軽く仕上がります
着物一着分の生地を持ち上げると、え?って思ってしまう程、軽いんですよ

そして、時がたてばたつほど、その生地の良さが出てくるのがまた結城の特徴だったりもします
結城紬は「三代着て味が出る」と言われていることをご存知の方も多いかもしれませんね

地機という1500年もの間守られてきた手法は、労力も時間もかかりますが、それだけに作り手の方のひたむきな思いが一反一反に込められています

そんな見学の後、いよいよ参加者の方はオーダータイム
いま活躍中の作家の方の工房を実際に訪ね、そして製作されていく過程を横目で見ながら、自分のオリジナルを製作者の人と直接話しながら作り上げていく
みなさん真剣そのものでした

フルオーダーですので、お値段もそれなりにするものになるのですが、
それだけあって、気合もお入りになるご様子でしたね
でも、みなさん、とても楽しそうでした
やっぱり、出来上がっているものの中から選ぶというのと、自分の趣味にぴったりあったものを作り上げていくというのでは、思いいれも変わってきますもんね

お袖を通される度に今回の産地見学のことを思い起こしていただければと願うばかりなのでした

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