夏忘れ落語会
夏もそろそろ終わりと言うことで、先日「夏忘れ落語会」を開催いたしました
今年の春に続きまして、人気若手落語家の春風亭一之輔さんをお招きして開催、大勢のお客様に来場していただけました
一之輔さんは平成13年に大学を卒業後、同年に春風亭一朝師匠に入門されて三年後には早くも二つ目昇進された数々の受賞歴もある、大変注目の落語家でいらっしゃいます
かなりのイケメンさんで、女性ファンの方が大勢いらしてました
落語家さんで、追っかけ的な女性が大勢いらっしゃる方ってのは少ないかもしれないですね
美男子と言うのもは、色々と得をするようです(^^;いいな…
と話は本題へ
今回の落語会では、休憩をはさみ二席「落とし噺」と「怪談噺」をお届けくださいました
まずは、前座の立命亭八戒さんの登場で始まりました
八戒さんのお人柄を感じさせてくださるような、のびのある声でひと笑いさせていただいきました
前座と言うのは、大変なお仕事だなぁ…と見ていて思いました
開演して、まだお客様の頭の中は、完全に落語の世界には入っていないんですよね、そこをいかに上手くその世界に導き、そして本座を勤める方に良い状態になった場を引きつくが腕のみせどころ
自身の落語の腕を磨く場であるのももちろんですが、もっと重要な役目があるんですよね
前座さんが作り上げた雰囲気次第で、後の演目に大きく響くように思いました
まずは「春の落語会」にふれつつ、現実世界から噺への橋渡しの「枕」で皆さま、すっかり一之輔さんの世界に惹き込まれていきました
ホント、話のプロは凄いですね
見習うべきところが沢山ありました
人の心をギュッと掴むテクニックが盛りだくさんです
お話は進み、くすりとした笑いから、大笑いまで変幻自在にお噺いただきました
扇子をお使いになられたものを食べる様子は、本当にお見事というしかございません
「落とし噺」の一席目が終わりましたら、休憩時間を取らせていただきお客様にはお菓子とお茶でお楽しみいただきました
みなさん二席目への期待が膨らんでいらっしゃったご様子でした
そして、一席目と二席目で衣装替えもされて照明も落とし表の夏の陽射しがうその様になりまして、いよいよ怪談噺『真景 累ヶ淵』から「豊志賀の死」が始まりました
染み入るような哀婉な声や暗黒淵(やみわだ)から絞るように聞こえる豊志賀の声と相まって、やるせない情念の怖ろしさが間合いの沈黙に込められているかのよう
あたかも目の前で、惨劇が繰り広げられたかのようです
豊志賀が死に、これからの新吉に因縁が付いて回るという締めくくりをむかえ二席目が閉じられました
聞けば一之輔さんは今回、怪談噺を「初めて」されたとのことで、驚くばかりでございます
みなさん、貴重な場に居合わせました
最後に、お出でになられました皆さまと交流の場として質問コーナーを設けさせていただきました
いろいろなご質問に楽しくお答えくださいましたが中でも羽織の話に皆さま、ご興味が湧かれたご様子でした
落語家の方の羽織の紋は一門の紋と自身のお家の紋を使うのが一般的ではあるらしいのですが、ご贔屓の方が自身の紋を入れた羽織を贈られ、それを着ることも多いのだとか
日に日に異なる紋の入った羽織は、人気のある噺家としての証拠のような役割
気にかけている人に、自身の紋の入った羽織を着せて舞台にたたせるなんていう粋な遊び方もあるんですね
色々と勉強になりました
また、羽織を脱ぐタイミングも噺の中で室内に入った時や喧嘩をする時など効果的に脱ぐとのことでした
一之輔さん、新作落語も年間15~20も発表するとのこと
落語と言うのは、台詞なども全部決まっているお芝居みたいな感じになっているのですが、それを年間に何本も覚えるなんて、ほんと凄いと思いました
素晴らしい、芸術ですよね
一之輔さんの「夏忘れ落語会」はあっという間に時間も過ぎ、最後はやはり笑いに包まれて閉会させていただきました
次回の落語会は秋に開催予定です
| 固定リンク
|


コメント