能 「屋島」
― 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ ―
(意味)
― 祇園精舎の鐘の音には 永遠に続くものは何もないと言っているような響きがある
まんじゅしゃげの花の色は 栄えたものは必ず滅びるという法則を表している
権力を持ったものも長くその権力を持ち続けることはできない それは春の夜の夢のようだ
強い力を振るったものも結局は滅びる それは風の前にあるちりと同じである ―
[解説]
祇園精舎=インドにあるお寺の名前を日本語表記したもの
沙羅双樹=まんじゅしゃげ
誰もが一度は聞いたことがある一節なのではないでしょうか
そう、平家物語の冒頭です
今日はこの平家物語を題材にした能を見てまいりました
「屋島」です
今回のお能は合戦が舞台ということもあって、動きが沢山ありとても見やすい演目でした
全ての演目の前に、林望氏の解説があったのですが、この方の解説がほんとわかりやすいんですよね
何度か能を見ていますが、この方の解説があるときは、ほんと見ていてわかりやすいです
そんな能の舞台
「義経の弓流し」の場面が今日は一番良かったです
義経は謝って弓を海に落としてしまうのですが、落とした弓を合戦の中取りに行きます
弓は武士の表看板、弱い弓を敵方に見られては末代までの恥ということで拾いに行くんですよね
なんか日本の武士の大和魂と言いますか、心意気を感じました
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