利休忌
2月28日は千利休の命日
千利休は1591年2月28日に豊臣秀吉の命により切腹して70歳の命を終えました
秀吉との茶道における精神的な違いや、陰謀など、さまざまな理由があったようですが、正確には何が原因だったかはわかっていないようです
この利休の命日に合わせて、千家流の各流派は利休忌の茶事を行います
裏千家や表千家では、利休の亡くなった一ヶ月後を命日と定めているため、この行事を3月の前者は28日、後者は27日に行うのですが、江戸千家宗家では本来の命日にそれを行います
今日はそんな利休忌の茶事の際に使われる茶道具である「旅だんす」を使ったお点前の紹介です
総桐のこの棚は秀吉が小田原遠征に好んで用いたとされている棚です
旅をするときに持って行ったところから、旅だんすと呼ばれるようになったのだとか
前にある戸を開けたり閉めたりと、結構難しいお点前をすることになります
旅だんすとは言え、持ち運ぶときからこの形をしているのではなく、これは組み立て式
茶事の前に組み立てるんですね
西洋にも料理道具や茶道具を持ち運ぶ鞄のようなものは存在していますが、西洋のものは道具を一式中に入れて、道具が散らばらないように固定させるものが主
しかし、日本では、道具一つ一つが桐箱に入っていて、ばらばらに持ち運ぶのが主
そういったところにも文化の違いがあるんだなぁ…とこの棚を見て思うのでした
日本の道具に対する想いといいますか、美意識がそこにはあるのかもしれないですね
旅だんすを使ってのお点前をしていると、旅に出たくなります
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コメント
「旅だんす」と言うのは初めて耳にしました。
和の世界は合理性と言うより道具の個々の存在を尊ぶ
と言うものなのでしょうか。桐箱に納めると言うこと一つとっても何とも奥ゆかしさを感じます。
投稿: まるこめ | 2010年3月17日 (水) 20時56分