古袱紗
今日、新しい古帛紗を購入いたしました
今まで、何をするにも茶道で使っていた古帛紗を使っていたのですが、そろそろ新調してみようかと
古帛紗(こぶくさ)
中には何のことかわからない方もいらっしゃるかもしれないので、簡単に解説
この古袱紗、茶席でお拝見や点て出しの際に用いられる小型の布のことです
流派によっては全く用いない場合もあれば、女性だけが使うなど、用途はさまざまな様です
今回新調した理由は、香道の席でも、この古袱紗を使うからなんですね
香道の組香で使う手記録紙をこの古袱紗の上に置いたりするのです
流派が違う場所で、同じものを使うのも、あまり良いことではないようで…
古袱紗、「こぶくさ」と読むのは、先に明記させていただいておりますが、俺はずっとこれが“小さな袱紗”という意味であろうと思っていたんですね
それは、袱紗(茶道で道具を拭いたり清めたりするときに使う)より小さい同じ茶道で使う布だから…
でも、実際は「小」ではなくて、それは「古」なのです
この「古」というのは、古渡という意味から来ているものなのだそうです
古渡とは、室町時代よりも前に日本へ渡ってきた珍重されたもの、という意味
主にこの古袱紗の場合は、その柄が「古」と言われるようになった由来のようです
古の貴族や公家が装束や調度品に付けたとされている有職文様や、好まれた文様が使われるのですが、これらの文様が中国や朝鮮、またはその遠くの西アジアの彼方から当時の日本に伝わって、発展していったのだとか
名前の本来の意味を知って、古袱紗を扱うと、その思いもまたより趣の深いものになりました
古の人々が何を思い、これらの道具を扱っていたのか
文化に触れる楽しみというのは、こういうところにもあるんですよね
さて、話は古袱紗
色んな素材のものがあるのですが、正式と言いますか、より格が高いものは、織物でできた古袱紗
中には染めの素材でできたものもあったりするんですよ
着物の価値観とは逆だというのが、また趣深いですよね
そして、一般的に、古袱紗には、それぞれ名前がついていたりします
この名前を付けると言うのがまた、なんと日本風なのだろう…
と思わせてくれるのでした
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