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2010年5月15日 (土)

御阿礼香

今日、5月15日は葵祭

京都では御所からスタートした平安時代の衣裳を着た一行が、下賀茂神社を経由して上賀茂神社まで街を練でり歩きます
京都新聞の速報では、3万人以上の人々がこの祭りを見守ったのだとか
この日記をご覧になっている方の中にも、その場にいらした方がいらっしゃるかもしれませんね

この葵祭
京都三大祭りの一つで、今まで催される京都最古のお祭りでもあります

正式名称は賀茂祭(かもさい)
賀茂御祖神社(通称:下賀茂神社)と賀茂別雷神社(通称:上賀茂神社)の例祭で、毎年今日行われています
平安時代には、国家的な行事として開催されており、平安中期の貴族の間では、祭りと言えば葵祭のことをさすほど有名な祭りになっていたとのことです
9月15日に行われる石清水八幡宮の祭りを南祭と言うのに対し、葵祭は北祭とも言われるのだとか

祭りの起源は西暦567年
風水害による不作が続き、賀茂の大噛みを敬う伊吉若日子が占うと、賀茂の神々の祟りであるとでたとのこと
そこで勅命が下り若日子が4月吉日に祭礼を行うと、風雨はおさまり、豊作になったのだそうです

祭りは、先に述べている通り、西暦819年には国家的な行事になったのですが、西暦1467年から同77年まで続いた応仁の乱で一旦中止になり、その後200年あまり後の西暦1694年に再開、今日にいたります。当初「賀茂祭」と呼ばれていた祭りは、この時から「葵祭」と呼ばれるようになったのだそうです

この葵祭の前儀として行われる阿礼と称する榊に神移しの神事を「御生」と良い、この祭りを御阿礼祭と言います

葵祭を前に、この御阿礼祭にちなんで、御阿礼香を先日行いました

御阿礼香は組香式を集大成してあり、香の百科事典とも言える「香道蘭之園」にも出ている有名な組香
第七巻六十三項にそれは出ております

証歌は藤原定家の子供である藤原為家の歌

― 葵草飾り車の景色まで けふはことなるものみとぞきく ―

源氏物語の葵の巻きから連想して歌った歌なのだとか

寸門多羅と伽羅、そして真南蛮の香りを楽しみました

葵祭から源氏物語までが繋がる香道の世界
ほんと、雅びな遊びなのでしょう
回を重ねるにつれて、香の世界にどっぷりはまる俺なのです

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