イベント

2010年3月29日 (月)

新春茶花とお茶会

1427415845_86 東京、白金にある畠山記念館の主任学芸員でいらした武内範男先生をお招きして、新春茶花を楽しむ、春のお茶会を開催しました

武内先生は、日本美術の造詣にもお詳しく、現在は茶花の先生としても広く知られています

会のスタートは先生の茶花の講義から始まりました
次から次へと、まるで魔法にかけられたかのように、花々が生けられていきました
その作品のどれもが素晴らしく、参加者のみなさんはただ驚くばかり

美しいものができあがる瞬間と言うものは、声も出ないんですよね

1時間程の間に、10数点の作品が完成

作品を茶室に飾り、茶室はまるで花畑のよう
(本来は茶室に花は一点のみなので、このように沢山の花を一度に飾るようなことがありません、今回は特別に花器に応じて色々な手法を講義したあとのスペシャル版です)

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セッティングが終わったら、早速みなさん、茶室にお入りいただき、
懐石をいただきました

懐石をいただく前には、先生からお神酒のおもてなし
美味しい日本酒をいただいてから、人形町と言えば、の今半さんの懐石をいただきました
今半さんの懐石には、小さなすき焼きが付くんですよ
非常にユニークな懐石になっております

先生の新春茶花の数々の作品を拝見しながら、先生の主任学芸員の頃の貴重なお話をお聞きするなど楽しい食事会になりました

1427415845_105_2  その後は、先生のお点前によるお席
越後屋 若狭の上生菓子をいただきながら、優雅なひとときを過ごしました
越後屋若狭さんのお菓子は、何とも言えない美味でした

さらに、最後には先生による手描きの新春短冊をおみあげとしてご用意いただきました

盛りだくさんのお席に、参加者のみなさま、喜んでいただけたようで、とても楽しいひと時を過ごすことができました

上質な時間を持つというのは、素敵なことですよね

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2010年3月15日 (月)

「日本の折形展」

1408499384_144 今日は先月開催になった

山根折形礼法の主宰山根一城氏の個展のお話をしましょう

山根先生は、日本の折形(おりがた)の伝道者

600年の歴史を持つ武家礼法「おりがた」
それは贈り物を和紙で包んで手渡す日本の礼の心

公家や武家が占有してきた本物の和紙の素材美や
色彩感覚の素晴らしさを紹介しております

先生は、非常に有名な方でして、今回の個展はとても貴重なものばかりを展示しております

和が好きな方には、是非見て体感していただきたい催しでした

折形を体験していただける講座なども開催したのですが、各回会場に入りきらない程の来場者数になりました

充実した素敵な展覧会でした

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2010年3月14日 (日)

新春-の立花

今日は素晴らしい経験をしました

華道を習っている原田耕三先生をお招きして、一般向けの古典華道の講座を開きました

日本古来の華道の美しさを今なお守りつづける原田耕三先生
"古典こそ大事"との思いをいけばなで表現なさる希少な存在です

古典華道と言うのは、剣山をつかわずに、支木を使用するなど、花が美しく自然に存在するようにいけます
今回の講座では、「新春のいけばな」ということで、新春をイメージした作品を、先生のお話から、実際に生けられる新春らしい華やかな立花まで拝見させていただきました

3時間の間に、先生には作品を3つ創作していただきました

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まずは、左側の写真
室町の頃から生けられていた「立花」です
この作品は、すべてを直線に、藁の束に生けてあります
もっとも古典的な古典華道の様式です

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そして、右、こちらは江戸の頃に栄えた「立花」
武家社会に好まれた華やかないけばな
こちらも、藁に生けてあります

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左側は「生花」
こちらは支木でいけばなをしております

どれも素晴らしい作品だと思いませんか?
実際、作られていくところを見ていたのですが、
まるで魔法を見ているようでした

先生は華道をはじめられて60年なのだとか

芸術と言っても過言ではないいけばなの作品
この領域に達するには、長い経験が必要なんだなと改めて実感する一日となりました

花と向き合う
本当に難しいものです

今度はどんな作品を作ろうか…
今宵は少しワクワクしている俺でございます

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2009年12月19日 (土)

簡単きもの「ヘアーアップとメイク術」講座

Image6_2 着物を着るとき、女性の場合、ネックになるものが二つあります

一つ目は、着付け
そしてもう一つが、ヘアー(髪型)です

着付けを教えてもらい、着物は着れるようになったとしても、
普段はあまりしない着物に合うヘアを作り上げる技術を見に付けるのは自己流だと結構大変だったりします

着物をより身近に、日常でも着ていただけるように!
ということで、今回はプロのアーティストをお呼びして、
きものに似合うヘアーアップの技とメイクのポイントを教えてもらう講座を開催いたしました

プロの方からヘアーアップのコツをマスターできる貴重な講座になりました

Image5 みなさん「美」への感心は非常に高いようで、こちらの講座は募集開始と同時に満席になりました
着物を着るたびに、毎回美容室に行くとなると、どうしても費用もかさみます、自分でできるようになったら、ぐっと着物が身近なものになりますし、急に思い立ったときでも安心ですよね

和装の髪型に対応できる美容師さんというのは、最近は減少傾向にあり、かなり前に予約を入れないと、対応してもらえない…なんてこともあるようですし、できれば自分でできれば嬉しいですよね

講座はまずヘアーアップ術から始まりました
今回の講師はエグゼインターナショナルの伊集院典子先生

これからの季節、正月に似合うような髪形作りということで、講義を行なっていただきました
みなさん、先生の指導のもとで、ご自身で髪型を作り上げていきました

使ったのは、アメリカピンとUピン
ピンの使い方次第で、ホント、綺麗にセットされていくんですよね
これは、ほんとうに教えてもらわないとできないな…と横から見ていて感じました

Image4 髪型が出来上がったところで、メイクの始動
先生が用意していただいたプロのメイク道具を使ってみなさんメイクにチャレンジ
さすがに、普段からメイク道具を使い慣れているだけあって、みなさん呑みこみも早いご様子

2時間のレッスンが終わる頃には、みなさん着物美人になっていらっしゃいました

着物好きな女性のみなさん、ヘアはご自身でアレンジなさっていますか?

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2009年12月16日 (水)

歌舞伎 義太夫三味線

Image1 この秋、新しい教室をスタートしました。

それは、歌舞伎の義太夫三味線です。
講師には、重要無形文化財指定保持者の野澤松也先生をお迎えしました。

Image2 教室の初日は、三味線の話や、歌舞伎の世界の興味深い秘話など
色々とお話を伺うことができました

知っているようで知らない、歌舞伎の奥深い世界
参加者のみなさま、興味深く耳を傾け、メモを取っていらっしゃいました

Image3 講義の後は、実際に三味線の練習スタート

この義太夫三味線
普通の三味線よりもうんと重いんですよね
色んな三味線がありますが、この義太夫三味線は、もっとも重低音を出すことができるそうです
広い歌舞伎座の最後尾の席まで音を響かせる、そして男性の低い声とも上手くマッチするようにできているんですよね

一般の教室とは別に、個人レッスンもスタートさせた私

月に2回程のペースでレッスンを行なっていますが、ほんと難しいです
撥をしっかり当てるだけでも、一苦労
でも、しっかり練習して、自分のモノにしていきたいです

いつかは、歌舞伎座の舞台に立っていたりして?(笑

三味線の話も少しずつ紹介できたらと思っております
お楽しみに

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2009年11月29日 (日)

600年の伝統美「折形の礼法」

0378 “600年の伝統美”「折形の礼法」講座を開催いたしました

「折形」(おりかた)とは600年も昔から上級武家の間で行なわれ、秘伝として伝えられてきた日本独自の「礼法」です

「もの」や「お金」を和紙で包む「包み方」の方式のことで「折形の礼法」といいます

室町時代から江戸時代、そして昭和の初期頃まで、格式あるお家では品物やお金を贈るとき、純白(生成)の和紙にそれを美しく折り包んで直接手渡ししておりました

その折形の現在の第一人者でおられる、山根折形礼法の宗主、山根一城先生から日本古来の武家礼法本流の原則に従った折形の意味や手順をわかりやすく講義していただきました

0379 当時、和紙と言うものは非常に貴重なもので、まして純白のモノですと庶民は目にすることすらできないものだったのだとか
そんな和紙に贈り物を包むというのは、最高のおもてなしの一つだったようです

想い人に、お花を贈るときも、写真のように和歌などを添えて贈ったのだとか
素敵ですよね

今日、わたくしたちが見ることができる、婚礼などで用いる「のし袋」も折形の一つであり、現存している数少ないものの一つのものなのだとか

0380 講義の後、参加者のみなさまには、実際折形を体験していただきました。
現在、もっとも用いる機会が多いであろう、お金の包み方です。
丁寧に、包まれたものを贈られたら、贈る側も贈られる側も、きっと気持ちのよいものになることでしょう

日本古来の伝統美に折形で品物を包んで、年末年始のご挨拶やお年玉などを贈る、みなさんもいかがですか?
きっと喜ばれることと思いますよ 

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2009年11月27日 (金)

"秋のお座敷遊び"

男芸者 櫻川七好さんと、浅草のよし涼姐さんによる三味線による
秋のお座敷遊びのイベントを開催いたしました

普段なかなかお座敷遊びを体験することができないとだけあって、
参加者のみなさん、とても楽しんでいらっしゃいました

今回のイベント、参加者のみなさんもお着物姿で参加
とても華やかであるとともに、古きよき時代のお座敷を想像させるもになりました

和の催しに、和服はやはりピッタリですね
美しい光景でした

0375_2 イベントはまず、よし涼姐さんによるお三味線から始まりました
三味線の音色は、ホント美しいものです
何か陰を感じさせる、切ない音色なんですよね

0374 みなさん、音色にうっとりしている間に、いよいよ七好さんの登場です

男芸者ならではの楽しいお座敷芸を魅せていただきました
男芸者の芸は、ホント見ていて楽しいんですよね
みなさん、笑いが絶えないご様子でした 

0376最後には、お客様を交えてのお座敷遊び
遊び方をご指導いただき、みなさん花柳界ならではのお座敷遊びをご堪能
楽しいひと時を過ごしていただけているご様子でした

一言にお座敷遊びと申しましても、色んな遊びがあるんですよね
勝ち負けを決めて、負けるとお酒を一杯飲むという感じで
進行しておりました

みなさんも、是非男芸者の舞いを是非、体験していただきたいですね
とても楽しいものですよ

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2009年10月30日 (金)

香袋と文香つくり講座

0355 大人気のお香を使ったイベントを久々に開催いたしましたので、ご報告です
今回もお招きしたのは、香十の顧問をしてらっしゃる柳 健一先生です
今回は思わず秋のお手紙に入れたくなる"文香つくり"とお部屋や衣装箪笥にいれるとよい香りがする"香袋"つくりをご指導いただきました。

実際に作業を始める前に、お香についての講義がありました
毎回参加くださっている方もいらっしゃるので、テーマもいつも違うもの
今回は世界の香の歴史のお話しから、ネアンデルタール人も第三氷河期の終わり、15万年も前から香を使用していたこと、室町時代の東山文化により、茶道、立花、能と共に香道が確立したこと

そして現在の世界で最も高価な香水、アムアージュのお話しまで幅広く御講義いただきました。

アムアージュ、みなさんご存知でしょうか?
香水の宝石とも言われる、古代から変わらぬ技法で作られている、オアーン原産の香水です。
日本では非常に入手困難で、50mlで20万円以上で売られているとのこと

どんな香りがするのか、一度香りを楽しんでみたいものです

みなさん、素敵な香りを想像しながら、作業へと進んでいきました

いよいよ香袋と文香つくりです。

まずは、先生が用意してくださった、お好きな香袋と文香を選んでいただきます。
種類が沢山あるので、この時点でみなさん、かなり迷われておりました。
一緒に持ち歩いたりするものなので、お気に入りのモノを選びたい!
みなさん、真剣な眼差しでした。

そして、お香の調合です。

0356 今回用意したお香は
白檀、桂皮、甘松、丁子、かつ香、龍脳など
この中から、お好みで調香していきます。

不思議に人それぞれの香りに調合され、香袋に入れて皆様、ご満足でした。

0357 香袋を完成させたら、今度は文香つくりです。
貝の粉に香りを閉じ込め調香します。面白いですよね。
それをかわいい文香の用紙にいれていきます。

文香と言うのは手紙の中に入れて、相手に贈るものなのですが
どんな手紙を書こうか~と、想いをこめて作るものでもあるんですよね

みなさんも、文香の入ったお手紙を受け取ったときは
相手がどんなことを考えながら作った香りなのか、考えながら手紙を読むと、更に深いものになるかと思いますよ。

楽しい時間はあっという間に終わり、ご参加の皆様、笑顔でご自分のおつくりになった香袋と文香をお持ち帰りになりました。

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2009年10月 9日 (金)

日本舞踊

0338_2 九月もあっという間に過ぎ、10月も半ばにさしかかり、単衣からあわせになりまして着物シーズンが訪れますね。
今から深まる秋のご予定に何をお召しなろうかと楽しい悩みを抱えていらっしゃる方も多いはず。

そんな中、恒例の日本舞踊のレッスンを行ないました。
この日本舞踊のレッスンの目的は、美しい所作を身につけましょうというもの。
着物の時には、洋服だとなかなか気付かない何気ない所作がとても美しく感じられたりするものです
ちょっとした、でも、とても印象に残る絵から抜け出たような仕草を学んでいただけるのが、日本舞踊から学ぶ「美しい所作と舞」の教室です。

しっかり身につければ、洋服のときだって、一味違う上品な振る舞いができること間違いなし。
せっかくだったら、どんな場所でも上品な人だなと思われたいものですよね。

藤間紫希波先生が丁寧にお教えくださるこちらのお教室は、九月は少人数の三部構成になりました。今まで日舞を経験されていらした方やお教室に初めから参加の方のクラスでは「藤娘」に挑戦です。

この「藤娘」、大津絵の「かつぎ娘」に題を取った、非常に有名な日本舞踊の演目です。
おそらく、全ての流派がこの演目を舞うのではないでしょうか。
この舞を身につけて、初めて日本舞踊をやっております…といえると言っても過言ではありません。
女形の非常に美しい舞になります。
歌舞伎の舞台でも、この舞が踊られることが多いんですよ。

みなさん、これから当分はこの「藤娘」の習得にお励みになられるとのことです。
しっかり、自宅でも練習ですね。

「藤娘」を踊る時は17歳の乙女のように可愛らしく踊って下さいね。
とおっしゃるのは紫希波先生

みなさん、練習をしている間に、若返るかもしれないですよ
何事も気の持ちようですからねo(^-^)o

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2009年10月 1日 (木)

浅草芸者、花寿美姐さんのお座敷遊び

0331 今日は日本橋浜町で開催した、浅草は雷門近くに生まれ、お育ちになったちゃきちゃきの浅草っ子でいらっしゃる芸者の花寿美姐さんとお三味線の更代姐さんによるお座敷遊びのイベントを紹介

花寿美姐さんは、「寅さん」でおなじみの渥美清さんが二十年以上にわたってご贔屓にされた方なんですよ

今回も大勢の皆さまにお集まりいただきまして、みなさま始まる前からお座敷芸やお座敷遊びはもちろんですが、渥美清さんの秘蔵のお話を心待ちにされていらっしゃるご様子でした。

0332 宴はまずは、花寿美姐さんの舞から始まりました。
しなやかな女性らしい佇まいの中にも、きりりとした雰囲気は芸に対する真摯な思いが伝わってくるかのよう。
素晴らしいものがありました。

日本舞踊を習っていることもあり、その素晴らしさが一層わかるんですよね。

その後、ワインを片手に皆さまがなかなか知るよしもない渥美清さんのお話が始まりました。
時に笑い、時にしんみりとした渥美さんのいろいろな男気のある思い出話に耳を傾けて頂いてからは、お待ちかねのお座敷遊びです。

0333 「トラトラ」を皆さまお一人ずつ座敷に上がっていただいて、ちょっぴりほろ酔い気分でお楽しみいただきました。
加藤清正とその母、そして虎でいわばジャンケンのようなお座敷遊びで、負けた方には花寿美姐さんのお酌で一献お呑みいただいきます。
中には、「負けたかったから、注いでいただけて嬉しいわ。」なんてお言葉も聞こえて参りました。

お座敷遊びの後は最後に「奴さん」を踊っていただきまして、最後は三本締めで幕が閉じました。

ちょっとした仕草になんともいえない愛らしさをたたえた花寿美姐さんと朗々と三味線に合わせて唄う
更代姐さんに皆さま、秋の楽しい思い出になられたようでございます。

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