文化

2009年12月21日 (月)

義太夫節三味線

0404 今日は三味線のお稽古からの話を少し

日々、稽古を続けているのですが、音を正確に出すというだけでも
精一杯と言った所です
難しい
そして、重い…(笑
俺は足が太いので、三味線が滑る… 痩せ型の女性のウエスト位、片足があります(^^;
課題がまだまだ山済みです…

そんな中、今、「さくらさくら」をなんとか弾きあげることができたところ
道のりは長いです、はい

今日はそんな俺の今使っている三味線を紹介しましょう

三味線は、「義太夫節三味線」になります
三味線本体は、太棹と言われる、部類のモノです
浪曲や津軽三味線などがこれにあたります
三味線は他に、細棹、中棹と通常棹の太さで部類分けされるのだとか

それでは、早速部位の名前を覚えましょう(写真を参考に)

三味線は大きく3つの部分に分けることができます
てっぺんの糸がまいてあるところを「天神」
細長い棒状の部分が「棹」
そして、弾く部分で音が振動する場所が「胴」です

これだけ知っていても、三味線のこと知ってるな!と思われるので、覚えておくと、知的な人と思われること間違いなし!

更に細かいところへ

天神の糸を幕棒のことを糸巻言います。象牙でできています。

棹の部分は、3つに分解することができます。
組み立て式なんですよ
素材は、紅木です
インド原産の木で、非常に重く、昔、香辛料などを日本に運んでくる貿易船の錘として日本に持ち込まれたものなのだとか
復路では必要ではなくなる為に、港に捨てられていたこの木材を
たまたま三味線の材料にしたところ、低い低音が美しく出るということから使われるようになったそうです
それまでは、国内の木材を使っていたらしいですよ

胴の部分は、猫の皮ではなく、犬の皮で張られています
中国のものなのだとか

これ以上は難しくなってしまいますので、控えますが、一つ一つの道具や部位が非常に面白く、それにまつわるお話も面白いものがあります

残念な点は、日本で古くから発展してきた楽器ではあるのに、
ほとんどの材料が日本では調達できないと言う点なんですよね
実は国際色豊かな楽器、それが三味線だったりもします

さて、今夜も少し練習をしようかと思います

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2009年12月 5日 (土)

能 「屋島」

0385 ― 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ ―

(意味)

― 祇園精舎の鐘の音には 永遠に続くものは何もないと言っているような響きがある
まんじゅしゃげの花の色は 栄えたものは必ず滅びるという法則を表している
権力を持ったものも長くその権力を持ち続けることはできない それは春の夜の夢のようだ
強い力を振るったものも結局は滅びる それは風の前にあるちりと同じである ―

[解説]

祇園精舎=インドにあるお寺の名前を日本語表記したもの
沙羅双樹=まんじゅしゃげ

誰もが一度は聞いたことがある一節なのではないでしょうか
そう、平家物語の冒頭です

今日はこの平家物語を題材にした能を見てまいりました
「屋島」です

今回のお能は合戦が舞台ということもあって、動きが沢山ありとても見やすい演目でした

全ての演目の前に、林望氏の解説があったのですが、この方の解説がほんとわかりやすいんですよね
何度か能を見ていますが、この方の解説があるときは、ほんと見ていてわかりやすいです

そんな能の舞台
「義経の弓流し」の場面が今日は一番良かったです
義経は謝って弓を海に落としてしまうのですが、落とした弓を合戦の中取りに行きます
弓は武士の表看板、弱い弓を敵方に見られては末代までの恥ということで拾いに行くんですよね
なんか日本の武士の大和魂と言いますか、心意気を感じました

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2009年12月 2日 (水)

「仙家香」

5 今日は香道の日でした

やっと少し慣れてきたところです

今日の組香は「仙家香」というものをやりました

証詞は
「長生殿裏春秋富 不老門前日月遅」
長生殿の裏には春秋富めり、不老門の前には日月遅し と読みます
『和漢朗詠集』慶賀に所収の、慶滋保胤の佳句です

和歌の場合は証歌といいますが、俳句や漢文などの場合は証詞と言います

長生殿は、唐の華清宮の宮殿の一つ、不老門は洛陽城門の一つで、万歳長久を慶賀した漢文です

桃源郷をイメージした一節です
祝の句とされていて、この年末年始のシーズンに良く用いられる句ですね

以前にもお話しましたが、お香をするには幅広い知識が必要
今回の漢文の世界で、更に勉強する範囲が増えて、目標が増えました

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2009年11月 7日 (土)

しぐれ香

0360 こんばんは
秋も大分深まってきましたね

我が家のベランダから大きな公園が見えるのですが、
漸く木々の色が変わり始めてきております

そんな中、恒例のお香の会がありました
今回のお香は組香「しぐれ香」と題して行なわれました

証歌は源頼実の
 木の葉散る宿はききわくことぞなき、時雨する夜も時雨せぬ夜も

後拾遺和歌集 「落葉如雨といふことをよめる」より

今回はこの中から5つの本香を当てていくという遊びでした

真南蛮・ 佐曾羅・寸聞多羅・伽羅の四種類の香木を使いました
伽羅はまだ香りの区別がついたのですが、他は全て間違えてしまいました…汗
まだまだですねぇ…

何年もかけて覚えて行くものらしいです、やはり

時雨香、御家流では11月に必ずこの組香を行なうしきたりがあります

時雨の音と、洛陽が軒を打つ音とを、庵にいると利き分けができない
そんな風情を香で遊ぶ
本当、会を重ねるごとに、香の雅な世界を思い知らされるのであります

今回は源頼実のお話なども沢山したのですが、
つくづく、香を楽しむには教養が不可欠なのだと思いました
沢山勉強をして、会の望まないといけないんですよね

無知の状態で参加するのと、知識がある上で参加するのでは
得られるものが全く違うようです

次回の会が今から楽しみなのであります

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2009年10月21日 (水)

習字

お天気の良い日が続いていますね
今日は休み、家で習字の練習をしながら過ごしています

習字を習いだしたのは、まだ最近なのですが、今、必要性にかられ、何が何でも上達しないといけないことになっているのです

それは、習字の技術が、香道で必要になるから

今習っている組香では、参加者は全員回答を「名乗紙」に書かなくてはいけないのですが、毛筆で記入しないといけないんですよね
表に自分の名前、中には、香組の回答と...

この時点で、やはり字が下手ですと、恥ずかしい思いをします(^^;
先日のお稽古のときも、お隣になった先輩の女性に、
「たけし様、お習字のお稽古を少しなさった方がよろしいですわね~」
と釘を刺された次第…汗
赤面でした(笑

お香の席では、苗字ではなく、下の名前で呼び合います

まだ始めて時間が浅いので、それ以上のことをすることはないのですが、もう少しすると、お点前へと進んでいくんですね。
その前の関門が「記録係」である執筆というお仕事です。

その日の組香の内容を記録紙に書くという大仕事

記録紙には、組香名、証歌、香銘、回答、成績、日付等が書き込まれます。その書き方や、用紙自体がとても美しく、完成するとそれはまるで芸術品のようなのです。

芸術品に仕上げるためには、それなりの書の技術が必要だという次第

まだ半年位の時間的余裕があるとは言え、恥をかかないように練習しなくては…汗
緊張いたします

6_2 そんな中、今日は先程書き上げた字を三枚アップ
「春」・「夏」・「冬」の三枚です
今、秋なので、敢えて外してみました
だって、3枚までしか画像アップできないんですもん(笑

もっともっと練習しないといけないですよねぇ…

みなさんは、どのような字をお書きになられるのでしょうか?

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2009年10月14日 (水)

紅葉狩香

Img_3700 こんにちは
なんだか急激に寒くなってきていますよね

和装もそうですが、洋装もそろそろ本格的な衣替えの季節のようです
半袖はもちろんですが、長袖でも何かを羽織らないと夜などは、寒く感じます

そんな中、お香の会がありました
今回のお香は組香「紅葉狩香」と題して行なわれました

証歌は能因法師の
 嵐ふく三室の山のもみぢ葉は 龍田の川の錦なりけり

証歌(しょうか)とは、組香のテーマを表すもので、たいていはついているものです
だいたいは和歌になっていることが多いです

今回はこの中から12の本香を当てていくという遊びでした

みなさん、もう香木の香りをだいたいわかっていらっしゃるので、次々と利き当てるのですが、まだ初心者の私、正直全然(^^;
チームに分かれて対戦したのですが、足をひっぱっておりました…反省

香木を買って、やはり自分でも利き比べをしないといけないようですね

この日は天気が悪く、雨だったのですが、湿度が高いと香木の香りがよりまろやかになるとのことで、一層初心者の私には厳しい状態でした

それにしても、お香の世界は、奥が深いです…(^^;
勉強しないといけないことが山のように
課題が沢山です

和に関することを色々極めてみたいと思われている方
香道はお薦めかもしれませんね
日本のルーツを色々勉強できますよ

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2009年10月11日 (日)

秋の草花をいける茶花講座

先日の十五夜に行なわれた秋の草花をいける茶花講座の報告を今日はしようかと思います

先の日記にも書いておりますが、今年は閏月のあった年ということで、
十五夜が約一ヶ月遅れになったんですよね

みなさん、十五夜はご覧になられましたでしょうか?
私は沖縄にいたのですが、雲の合間からでしたが、何とか見ることができました

東京では天候が悪く見ることができなかったようですね

0339 今回の茶花講座
茶花の世界で高名な武内範男先生に春に続きましてご指導いただきました。
武内先生の講座と言うものは、あちこちで行なわれているのですが、どこで開催しても、あっという間に満席になってしまうようですね
茶花にご興味のある方でしたら、みなさんご存知なのではないでしょうか?

0340 今回は前半に講義をしていただきまして、後半は秋の草花を様々な花器を使っていけました。
同じ草花を使いながらも高さを変えたり、花器の表情と相談しながら入れてると全く表情が変わることを皆さま、目の当たりにされて、実感されたご様子。
ほんと、これは実際にご覧にならないとわからないかと思うのですが、角度一つで花の表情が全く変わるんですよね。

花をいける
花と対話する喜びもありますよね
非常に楽しく、有意義なひと時を過ごすことができました

先生がいけてくださった花々を是非少しだけですが、ご覧ください

0341 武内先生がお持ちの掛け軸、小堀宗明の炭焼き小屋の端正なものに花籠など秋に似合いのものをお持ちくださいました。

レッスンの最後にはお持ちの花器を使いこなす、ちょっとしたポイントもお教えくださいました。
花をいれる楽しさ、水揚げのコツ、花器と花のバランスを詳しくご説明くださり、皆さま、熱心なご指導に惹きこまれたひと時をお過ごしいただけました。

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2009年10月 8日 (木)

琉球へのたび

0335 また、日記が空いてしまいました…反省

ご無沙汰の理由は
土日と前後の日程を使い、家族で沖縄への旅へと出かけていたからです
父の誕生日と定年を向かえ、再就職が決まったお祝いを兼ねていってまいりました
本日通過中の台風の影響で、悪天候が予想されていたのですが、
強運の持ち主の我が家の面々
到着したときは天候が微妙な感じだったのですが、あれよあれよと回復し
最終日は晴天に恵まれました

両親にとっての初の沖縄
疲れました…(笑
沖縄の言うのは、想像するよりずっと大きな島なんですよね
南北の移動には100km以上の距離があったりします
あそこにも、ここにも…と一日の半分位はドライブをして過ごすといった感じの旅になりました

みなさま、沖縄には行かれたことございますでしょうか?

さて、ここで沖縄文化のお話

家族旅行と言うことで、友達との旅行では行かないであろうスポットに結構行ったのですが、今回の旅行では、沖縄の文化に触れる機会が沢山ありあした

沖縄って、本当に独特な雰囲気といいましょうか
文化を持っている地域なんですよね

日本人でありながら、日本人ではないような
と感じさせてくれる場面が沢山ありました

日本の文化、中国の文化、遠くはミクロネシアなどの文化
アメリカが残していった文化
色んなものが混ざり合って、今日の沖縄の文化があるんでしょうね

0334 モノ一つをとっても、本土にあるそれと、沖縄のそれは、微妙に形や素材が異なっていたり
使われる色の表現や、柄など、全然違うんですよね

沖縄をもっと勉強したくなったたびになりました

画像は、そんな沖縄から琉装を一枚と、三線で沖縄の歌を歌ってくださっている方の写真を一枚
沖縄の歌って、リズムは良くても、悲しい歌が多いんですよね

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2009年9月26日 (土)

伊勢物語夢幻

Img_3446 先日、国立能楽堂に「能と狂言の鑑賞会」に行ってきたときのお話です

東京は千駄ヶ谷に国立能楽堂という能の常設舞台があるのですが、みなさんご存知でしょうか?
能はよく見に行くのですが、神楽坂にある矢来能楽堂にしか行ったことがなかったんですね
矢来能楽堂はこじんまりしていて、古さがとても趣深い能楽堂なのですが、この国立は全然違いました
まず、そのスケールの大きさ…能楽堂自体も大きいのですが、それに付随する設備が素晴らしいんですよね
さすが…と感心させられました
舞台も大きくて、そして何より新しくて、とても美しかったです

そんな舞台 テーマは「伊勢物語」

「伊勢物語」と「枕草子」はよく能の題材になることが多いのですが、その中で今回は「井筒」を鑑賞しました
地味なお話なのですが、素晴らしかったです
あまりにも話に入り込んでしまい、2時間近くの演目が一瞬のようでした

能とは、その昔、宴などの席で、今でいえば、小説などを朗読しながら演技をするみたいな感じのもので、夜の楽しみのひとつだったんですよね
正直、何を言っているのか良くわからない部分も多々なのですが、台詞はほぼそれぞれの原作の通りなので、上流階級のみなさまは、話を熟知しており、何の問題もなく見ることができたのでしょうね
逆に、話を熟知しているからこそ、そのような形になったのかもしれません

異次元にでも行ってしまったかのような、そんな雰囲気の能の世界でした
この能の舞台
日本人にでさえ、かなり難しジャンルの娯楽なのですが、結構外国人のお客さんも見にいらしてるんですよね
ゆっくり話は進むので、眠ってしまうのかと思いきや、日本人以上に真剣に見入っておりました

みなさんも次のお休みに、能を見に行かれてはいかがでしょうか?
見に行くときは、しっかり予習をなさってからいかれることをお勧めします
着物を着て見に行くなんて、しゃれているかもしれないですね!

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2009年9月 2日 (水)

香道 ~ 『竹取香』

0307 こんばんは
七夕に開催したイベントをきっかけに、香道を本格的に習い始めました

流派は御家流です

みなさん、香道についてはどれくらいご存知でしょうか?

私、お香の香りを楽しみポーズ位しか正直始めは知りませんでしたが
今日一日のお稽古を通して、色々知ることができました

知識を深めるということは、本当素晴らしいことだなぁ…と改めて実感です

今日は香道を何も知らない方への、簡単講座です

まず、香を楽しむことを、香を鑑賞すると言うそうです
この鑑賞には、3種類あります
*供香(仏様にささげるお香)
*空香(空間を香り付けるお香)
*玩香(一般的に香道といわれる聞香)
上記の三種類です
そして、玩香である香道の中には
「一炷聞」幽玄なる一木の名香を鑑賞する香
「名香合わせ」香そのものの優劣を競う香
「炷継香」香を基に連歌式要領で香の連続推移と銘柄を鑑賞する香
「組香」文化的主題をもとにゲーム式に香気を鑑賞する香
とに分かれます

鑑賞力だけでなく、文化的教養、美的感受性が問われ、本当に雅な遊びなんですよね

超初心者な私は、一番入りやすい「組香」を楽しみながらお勉強するクラスに入門いたしました

本日のお題は9月と言うことで、中秋の名月
竹取物語を主題に「竹取香」と題して行なわれました

証歌は
「おのが身はこの国の人にもあらず、月の都の人なり」

みなさん、今日9月2日は、旧暦では7月14日だと知っていらっしゃいましたでしょうか?
今年は旧暦ではうるう年の年でして、5月が2回あったのだそうです
なので、本当だったら中秋の名月は来月なんですけどねぇ…と先生がおっしゃっておられました

さて、話を香に戻しましょう

竹取物語のお話をしながら、登場人物にそれぞれ香木をあてはめ
そのお香を試しながら聞き覚え、最後に本香として廻ってきたお香を聞き当てるという遊びなのですが、充実しておりました

石作皇子、車持皇子、阿部左大臣…数々の登場人物に対して、みなで自分の考えなんかを語りながら進めて行くのですが、物語をシッカリ把握していないとダメなんですよね
他の題材のときも同じようなわけですので、ホント、知識が問われる、貴族の遊びだったんだな…と実感いたしました

それにしても、茶道同様、ホント、心安らぐひと時を過ごすことができました
心に余裕といいますか、ゆとりを与えてくれる香道でした

みなさんも、香道良いですよ!
お薦めです

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